カーブに高速で進入するのは危険!カーブの手前で減速が基本
車でカーブを曲がるときには、遠心力が働き、車はカーブの外側に押されます。高速になるほど遠心力は大きくなるので、高速でカーブに進入してしまうと、通常の走行ラインより外側に膨らんでしまいます。(これをアンダーステアといいます)
そうなるとガードレールや中央分離帯などに接触したり、センターラインをはみ出して対向車と衝突する危険性もあります。また、カーブに進入してから、曲がりきれないと思って急ブレーキをかけるとタイヤのグリップ力が減速に使われて曲がる力が失われてしまい更に外に膨らむため危険です。
現在は、abs(アンチロック・ブレーキ・システム)、ESC(スタビリティ・コントロール・システム、横滑り防止装置)など優れた安全装置が装備されている車も増えておりますが、安全装置にも限界はあります。カーブの手前では、自分が曲がれると思う速度まで落としてから進入するのが基本です。坂道では下り坂では前輪に荷重が上り坂では後輪に荷重が大きくかかっているので曲がる際はより一層ゆっくり行くと良いでしょう。