最近は交通量の多い幹線道路の交差点では、右折だけでなく他の矢印信号が併用されているのを見かけます。また、青信号は点灯せずに右折も直進も左折も矢印だけで誘導される交差点もあります。5差、6差の交差点だと4個以上の矢印信号があるところもありますね。都市部に多いので慣れてないと赤信号だと勘違いして減速や停止して後続車からクラクション鳴らされたという経験をされたことがある方も少なくないでしょう。このような交差点で直進の矢印が点灯している時に、通常の青信号の時と同じように交差点の中心で右折待ちをして、対向車が途切れたら右折をしていく車をたまに見かけます。
直進の矢印が出ている時の右折車は進行禁止ですので停止線を越えると信号無視にあたります。慌てなくても必ず右折の矢印が出ますので、それまで余裕を持って待っていれば良いです。矢印は進んでもよい方向を指定していて、それ以外は進行禁止という事を意味します。
青信号と全方向矢印点灯には違いがあり、青信号は対向車や歩行者も青信号で注意して右左折しなければなりません。全矢印点灯している場合は基本的に歩行者用も対向車用も赤になっていてスムーズに車両を通行させるようになっています。
複雑な交差点だと矢印が出ていても他が青信号のことも多いので十分気をつけたいですね。
ちなみに黄色の矢印は道交法でも定められている通り路面電車用ですので車は進んではいけません。見たことない方も少なくないと思いますので路面電車が走っている地域に行った際はご注意ください。