送りハンドルは自動車教習所で必ず習うハンドルの回し方です。しかし、送りハンドルはダメであるという教えも存在します。
右折時には、ハンドルを右に回す必要があります。この時、どのようにハンドルを回しているでしょうか。自動車教習所では、ハンドルを持つ位置が9時15分になるように指導される場合が増えてきているようです。
この位置を握ったままハンドルを回して右折をし、ハンドルを切る量が足らなくなったら(1時35分過ぎ)左手のすぐ右側へ右手をハンドルに滑らせながら持ち替え、その後左手を左に滑らせながら9時15分に戻す方法を送りハンドルと言います。
実際に送りハンドルで車を運転してみると、難しいと感じる方も多いでしょう。それは下記のクロスハンドルと比べ動作数が多いからでしょう。
クロスハンドルとは、9時15分の位置を持ったままハンドルを回し、左手が12時を過ぎたくらいのタイミングで、右手を左手を越えて9時の位置に持ち変えるハンドル操作です。ここまで正しく操作していなかったとしても、無意識に右折の際にハンドルを持ち替えて操作をしている方は多いと思います。
送りハンドルと比べて、クロスハンドルの方が浸透しているハンドル操作であるといえますが、実際にクロスハンドルのみが正しいハンドル操作というわけではないのです。
クロスハンドルは一気に切れるので転回するときは便利ですが一回で180度以上握る位置を変えるため片手ハンドルの時間が生まれ咄嗟の出来事に対応しにくいなどがあります。
またシートから背が離れやすいため安定性が落ちるところです。
送りハンドルは安定性や対応力も有りますが素早く大きく切ることができないのです。
先を見て状況に合わせたハンドル操作を安全に行いましょう!